相曾の将棋上達法【終盤1 詰めろ】
どーも。あいそです(・ω・)
先日、嬉しい事がありました。愛弟子が奨励会の初段へ昇段しました。
実力的にはおそらく有段のレベルがあるので、ここ1年程の足踏みは本人ももどかしい気持ちだったと思います。
何はともあれ、この一歩は大きな前進ですね。おめでとう。
気を緩めずにこのまま突っ走って下さい。
さて、本題に入ります。
前回は終盤の詰みの能力について説明しました。
今回は【詰めろ】について話します。
詰めろとは、次に手番が回ってきたら詰ます事の出来る状態を指します。
放置しておくと詰む状態ですね。有段者は常にこの詰めろを意識して終盤を戦います。
考え方の手順としては自玉に詰めろが掛かっていない事を確認して、相手玉に詰めろを掛ける。
まとめると以下の流れになります。
1, 自玉の状態 (詰めろ)→ 自玉の詰めろを受ける
(詰めろではない)→ 相手に詰めろを掛ける
↓
2, 相手の状態 (詰めろ)→ 詰ませば勝ち
(詰めろではない)→ 詰めろを掛ける
大雑把に書きましたが、これが基本です。基本というかコレが終盤の全てです。
とは言え、詰めろを掛けるor詰めろを受けるには詰みの有無を確認出来ないといけません。
そして、詰みの能力を鍛える物と言えば………そう詰将棋です。
以上の理由から相曾はひたすらに詰将棋をオススメするのです。
ある程度詰将棋が解けるようになったら、詰めろを確認する習慣を身に付けましょう。
それだけで終盤力が大駒一枚が強くなります。
詰将棋が人より得意な方は、相手に気付かれにくい詰めろを掛けて勝つというのもテクニックの一つです。
そんな訳で今日は終盤の「詰めろ」について書いてみました。
また次回も同じテーマで書きたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼します。
ではでは(・ω・)ノ
相曾の将棋上達法【基本3 終盤力】
どーも。あいそです(・ω・)
今日は棋力上達の為に注力する点をお伝えします。
それは【中盤力】と【終盤力】です。
その中でも特に大事なのが【終盤力】です。
「終盤って事はどうせまた詰将棋が大事って言うんでしょ?」
って思いましたよね?そこの支部道場に来ているアナタ。
そう。今ギクッとしたアナタです(・ω・)
まあ、その通りなんですよ。詰将棋はメチャクチャ重要です。
だっていくら序盤がプロ級だったとしても一手詰が解けなかったら将棋には勝てないんですよ。
更に言えば序盤力は一夜漬けのテスト勉強みたいな事をすれば1日でレベルが上がりますが、終盤力は1日2日じゃ伸びませんから。
以上の理由であいそは終盤力が大事と言っているのです。
ちなみに終盤力は決める要素は大まかに分けて以下の物があります。
・詰み
・詰めろ(必死)
・速度計算(何手スキ)
上より下に行くほど中盤よりの要素となります。
中盤に近い局面は考える材料が多く複雑になるため、まずは一番勝ちという着地点に近い「詰み」の能力を鍛えるのが肝心です。
詰みの能力を鍛えるには詰みのパターンがどれだけ頭に馴染んでいるかがポイントになります。
そして、詰みのパターンを覚えるには、「実戦形」と呼ばれる実戦に出てくる事が多い局面や手筋を問題にした本がオススメです。
参考までに最近あいそが購入した本がコレ↓↓
この本には詰みの基本手筋がコレでもか、ってくらいに書いてあるので最近オススメしている一冊です。終盤力に自信が無い方、上達方法が分からない方はこの本を3週くらい繰り返して解く事を推奨します。
気づいた時には終盤の手の見え方が変わっているの実感出来るはず。
そんな訳で今日は「終盤力」の「詰み」について書いてみました。
他の終盤力の要素については追い追いブログにUPしていきます。
それでは今日はこの辺で失礼します。
ではでは(・ω・)ノ
将棋上達法【基本2 対局方法】
どーも。相曾です(・ω・)
今日は上達する対局法をお伝えします。
大事なのは以下の2点。
・強い相手と指す
・惰性で指さない
まず1点目から説明していきます。
強くなる対局方法で意識するべき点は、同じ位の棋力の相手より2,3級上の相手と指す事が大事となります。
5回やって1回か調子が良ければ2回勝てる位のワンランク上の方ですね。
駒落ちだと角一枚くらい強い相手になります。それくらいの相手と指す事が大事です。ちなみに負けても問題ありません。むしろ本気で指して負けて下さい。
初めはそんな感じでなかなか勝てなくても、指している内に相手の指し手、つまりはワンランク上のレベルの感覚が自然と身につきます。
そして段々とその相手に勝てるようになってきます。勝ち越しできる位になっていると間違いなく1級か2級は上がっています。
試してみて下さい。
もちろん、自分よりも下の方と指しても問題ありません。
大事なのは自分よりも強い方、自分が勝てない方と指す事だという事を覚えてください。
2点目。
惰性で指さない、つまり雑な将棋を指さないという事です。
棋力や将棋レベルの話ではなく、精神的な意味でという事です。
どれだけ強くなったとしても私たちは人間ですので、何局も指していると段々と内容が雑になってきます。
そうなってきた時、ただ駒を動かしているだけのような心持ちで指しても上達は見込めません。
一回休憩を入れるなりして、改めて一局一局大事に指しましょう。
現在では対人ではなく、将棋アプリを主に使って対局をしている方も多いと思います。
その際に気をつけたい点は長めの持ち時間で指す事です。
短めの時間で指し続けると、内容も悪くなり、惰性で何局も指し続けてしまいます。
ただの所に駒を置いたり簡単な詰みをウッカリしたり等、面白いくらいに将棋が荒くなってしまいます。
短めの時間の具体的な例を上げると、将棋ウォーズの3分切れ負け等ですね。
その状態で対局を続けても、残念ながらほぼ上達しません。
この点、将棋アプリは注意が必要です。
楽しむ目的で3分切れ負けを指す事は問題無いと思います。
と、大きくまとめるとこんな感じですかね。
ちなみに初級者の時は対局数を重ねる程上達していきます。
しかし、ただ指すだけのクセがついてしまうと、考えず何となくで指す事が当たり前になってしまいます。
そうなってしまうと上達に時間が掛かったり、級位者で棋力が頭打ちになる可能性が高くなります。
大人子供問わずに上記の状態になって伸び悩んでいる方を沢山見てきましたが、そうなってしまうと非常に勿体無いですからね。
それでは今日はこの辺で。
この記事が少しでも皆様の棋力向上の一助になれば嬉しい次第です。
ではでは(・ω・)ノ
あいその将棋上達法【基本】
どーも。相曾です(・ω・)
今日は将棋が強くなる方法を教えて欲しいとの声があったので簡単に書いてみました。
よくよく考えてみたら将棋の練習法とかを書いた事が無かったですね…(一応指導者)
てな訳で講座的な物をどーぞ。
今回は初心者から有段者まで使える基本的な事を書きます。
主な内容は下記の二点になります。
・詰将棋を解く
・得意戦法を覚える
これは初心者の殆どの本で書かれていますし、半数以上の方は同意してくれると思われます。
わざわざこのブログで書く必要も無いのですが、それでも記しておきます。
それくらい大事な事です。
もちろん二つの練習法にも効率良く上達するポイントがありますので、今回はそれをお伝えします。
まず詰将棋は簡単な問題が載っている本を選んで下さい。
手数は短い物、簡単な物で大丈夫です。もちろん一手詰めでもOK。
その本に書いてある問題全てを一問5秒以内に解けるようになるまでひたすら解いてください。
おそらく3~4周もすればクリア出来るでしょう。
間違っても、5秒のハードルを超えられていない状態で次のステップに行かない事。
5秒の基準をクリア出来たら次のステップ(3手詰)に進んで下さい。
次は得意戦法の話です。
得意戦法はまず一つの戦法のみを徹底的に覚えて指しまくって下さい。
出来れば、相手が居飛車か振飛車に関係無く指せる戦法が良いです。
更に言えば主導権を握って攻める戦法であれば尚良し。
振飛車ならば「中飛車」「石田流(早石田)」あたりでしょうか。
形から入って構いません。戦法の本を見て、この形好きだなと思った物を選んじゃいましょう。
初めは考えなくて良いです。フィーリングで。
そして本を読んで、その戦法の攻め筋が分かったらひたすら指して下さい。
これは対面での対局でもネット対局でもどちらでも良いです。
とりあえず100局指しましょう。もちろん全て同じ戦法で。
と、簡潔にまとめるとこんな感じになります。
初心者で何をしたら良いか分からないという方はまず冒頭に上げた2点をやってみて下さい。
そしてとにもかくにも対局を重ねて経験値を積んで下さい。
そうすると色々な事が見えてきます。
そこから先はまた順々にお伝えしていきます。
という訳で今日はこのあたりで失礼します。
ではでは(・ω・)ノシ
相曾、自分に投資してみるってよ。
どーも(・ω・)
あいそです(・ω・)
表題にもあるように自分に投資してみようかと思ってます。
投資と言っても何かのセミナーへ行くとかそういった自己啓発的な感じではなく、
自分の為に勉強する時間を確保するという事です。
勉強するって言っても新しいスキルを身に着けるとかではなく将棋の勉強です(笑)
というのも、先日将棋のお強い方々で集まる機会があったので、私も便乗して将棋を指してみました。
久しぶりに自分の為に将棋を指しました。
メチャクチャ楽しかったんです。本当に楽しかった。
楽しかったんですが、それと同時に虚しさというか罪悪感にすら似た物を自分自身の中に感じました。
だって明らかに弱いんですよ、私。
直感や一目の感覚はお強い方々とある程度同じ目線で話せるのですが、捻り合いの将棋になった途端に競り負ける。
まあ当たり前なんですよ。彼らの様に努力をしていないんですから。
申し訳無いと思いました。こんな緩みきった将棋に付き合わせてしまって。
現在、将棋を教えている立場なので、ほぼほぼ自分の為に努力をしてはいない。
教えている方々の疑問に答えられて、その解決の為の指導が出来れば良いと思っていた。
それが間違いだとは思わないけど、それだけじゃダメですよね。
現状維持の意識だと少しずつだが確実に衰えていく。それが棋力の低下として結果に表れたって事です。
てな事がモチベーションです。
勉強する時間を自分の為に確保する。それも立派な投資かなと。
意識高そうな事を色々と書きましたが、つまりはもっと将棋が強くなりたいだけです(笑)
強い方と対局するのに自分が弱いというのは失礼な事だと思っているので。
というか、実力云々よりも強くなる為に努力が出来ていないというのが何より自分に失礼か。
という訳で少しずつですが自己投資始めてみます。
何というか意識高い系のブログみたくなってしまったなぁ…笑
それではまた明日(・ω・)ノ